戦略的な設定方法

一番スタンダードな月謝の決め方の次は、ちょっと違った視点から月謝を決める方法を紹介したいと思います。

サイトマップ

戦略的な設定方法
トップ > 戦略的な設定方法

一番スタンダードな月謝の決め方として、「一番多くの生徒を集めている人気の塾の月謝より若干低く設定する」というやり方を紹介しましたが、ここではちょっと違った視点から月謝を決める方法を紹介したいと思います。

あえて月謝を高くするという戦略

ちょっと違った視点から月謝を決める方法・・・それはズバリ、「あえて月謝を高くする」という方法です。事実、「月謝が高ければいい塾だろう」とイメージする保護者が意外と多いのです。

では、どういったケースでこのやり方が適用できるかという点ですが、例えば、コンピュータやビデオ学習システムなど最先端の教材を導入することで他塾との差別化を図ることができれば月謝を高く設定しても問題ありませんし、特定の進学校への入学希望者だけを対象に募集・集客する方法も考えられます。

この場合、入塾時に試験を行い、簡単には入塾できないといったイメージ戦略が必要になります。レベルの高い人だけが入塾できるという"ブランド"を徹底して守り、それに見合った指導が展開できれば高い月謝を設定しても集客は可能でしょう。

もちろん、月謝に見合った指導内容や、進学校への合格実績は必須になりますので、相当自身のある方でないと向かない手法となります。一方、アイディア次第で自由に設定できるのが月謝の特徴でもあります。

たとえ高額に設定していても、その金額に見合うだけの充実した授業内容であれば、生徒や保護者から必ず支持を得られるでしょう。

月謝を安くすればするほど集客できる?

「月謝を安くすれば、簡単に生徒を集客できるかも?」と考える経営者がいますが、実際は思っているほど上手くいかないのが実情です。

塾ではなく、一般の商品で考えてみましょう。仮に「安さ」だけをウリにしている商品があったとします。あなたは「安さだけ」でその商品を購入するでしょうか?

消費者が商品を買うのは、「商品の価値が、価格よりも高いと感じたとき」なのです。つまり、生徒をたくさん集客したかったら、商品(=指導内容)に感じる価値を価格(=月謝)より高めることが非常に重要なのです。

単に月謝を安くするのも限界があります。利益を考えずに価格を設定すると、最終的に経営そのものがうまくいかなくなります。他の塾より月謝を低くすることは大切ですが、その収入で塾をしっかりと運営できる金額にしなくてはいけません。

インパクトのある低い価格に月謝を設定しても、一時的に上手くいったとしてもそれを継続するのが困難であれば意味がありませんし、利益を確保しようと急に価格を上げると保護者が敏感に反応します。トラブルの元にもなりやすいので、価格勝負はおすすめしません。

月謝を安く設定するための努力よりも、塾の質を上げる努力こそが、経営者に求められていることではないでしょうか。