学習塾を開業するにあたり、まず最初に決めなければならないのは、塾の指導方針と具体的な指導内容です。

学習塾を開業するにあたり、まず最初に決めなければならないのは、塾の指導方針と具体的な指導内容です。これから塾に通うことを検討している生徒と保護者に対し、しっかりとした塾の指導方針を説明することは当然ながら重要なポイントです。
補習塾とは、学校の勉強になかなかついていけない生徒に対し、学校の教科書を使って分かりやすく説明し、授業内容の疑問点を解消することを目的とした塾になります。
生徒の成績レベルでいうと、主に平均ラインを下回る人を対象とした指導内容となるでしょう。
進学塾とは、生徒を希望の学校へ合格させることを一番の目的として、学校の教科書よりもレベルの高い内容の授業を実施します。生徒には常に受験を意識させる必要があり、基礎は当然のことながら、応用力を身に付けさせることがポイントとなる塾になります。
高度な知識を必要とするハイレベルな問題を解かせ、多くの宿題を出すのも特徴でしょう。さらには、実力判定テストなどにも積極的に参加させ、順位を出して競争意識を煽り、生徒の学習意欲を高める傾向にあります。
生徒の成績レベルでいうと、平均を上回る子供たちを対象とし、レベルの高い塾になると、入塾の条件が「学校の定期試験で学年○位以内に入ること」とするケースもあります。
総合塾とは、先に説明した「補習塾」と「進学塾」の両方の内容を合わせた塾のことをいい、一般的に中規模塾程度の学習塾がこの形態をとることが多いようです。なぜなら、小規模塾と違って方針を限定する必要がないため、補習コースと進学コースにクラス分けをして、受け入れの間口を広げることでたくさんの生徒を入塾させることができるからです。
塾によっては、科目別にクラスを分けて、生徒の得意科目・不得意科目に対応できるようにしているところもあります。
総合塾ですので、生徒のレベルは様々で、入塾の条件も厳しいものは特に必要ありません。授業形態ですが、学習のポイントを黒板で説明し、テキストを使って生徒に問題を解かせ、そして問題の答えを黒板を使って解説するというスタイルが一般的です。
最近、特に人気なのが個別指導塾です。大手と呼ばれる個別指導塾もありますから、一度は見たことがある方が多いと思います。
個別指導塾の一般的な特徴ですが、教室を細かく間仕切りにして、生徒に好きな科目、好きなテキストを自習させ、教室にいる先生が生徒一人ひとりの様子を伺いながら生徒から質問が出ればそれに答えていく、といういわゆる家庭教師のような授業形態をとっています。
教室内の生徒に一斉に授業を展開しないのが、他の塾タイプと大きく違う点になります。
この授業形態であれば、生徒が自分のレベルにあわせて指導を受けることができ、「塾なのに授業に付いていけない」というリスクは大きく減ります。このように、一人ひとりの実力に合った指導ができるというメリットは塾側にも生徒側にも嬉しいポイントですが、近年個別指導塾が急激に増えたのは、学習塾経営上の理由もあるのです。
個別指導の形態をとれば、生徒は自分だけが丁寧に指導してもらっているような気持ちになりますし、保護者を安心させることができます。他にも、席を間仕切ることで、子供たちが授業中に不要なおしゃべりができなくなりますので、教室内を静粛にさせる効果が期待できます。
そして一番の理由として考えられるのは・・・
2012年5月更新